dachas006 レポート

はじめまして、CSS Nite in SENDAI実行委員の赤井澤と申します。
Web制作を主に行うデザイナーで、今年よりCSS Nite in SENDAI実行委員として活動しております。
エル・ソーラ仙台 研修室1でdachas006が開催されましたので報告します。

今回は2部構成となっており、まず1部では10月31日に開催されたCSS Nite in FUKUSHIMA, Vol.3に参加された方々が報告を行い、2部では来年2月仙台市若林区卸町に開設予定のクリエイティブシェアオフィス「TRUNK」についての説明をスタッフの方が行いました。

CSS Nite in FUKUSHIMA, Vol.3 レポート

dachas006の様子

まずは1部のCSS Nite in FUKUSHIMAについてのレポートですが、現在Web制作を学んでいる学生3名とWeb制作に実際に携わっているクリエイター2名の、合わせて5名の方々に発表していただきました。

今回のCSS Nite in FUKUSHIMAはビギナーズ向けの内容でしたが、初歩的な内容から制作側の我々も再確認の必要性を感じる内容までを合わせて取り上げられてました。
仙台でも今年の1月に開催されたのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。

学生によるレポート

最初に発表していただいたのは専門学校デジタルアーツ仙台 Webクリエイター学科で学んでいる学生3名です。

まずは男澤さん。マークアップを学ぶ方法についてお話いただきました。
これまでは重きを置いていたのが CSS > XHTML であったのが、今回をきっかけにXHTMLについて理解を深めることができたようです。

続いて発表していただいたのは成田さん。CSSについてお話いただきました。
単位やボックスモデル、ブロックレベル要素などの基本についての再確認されていたようです。
ボックスモデルについては福島のスピーカーの原さんに倣って、身の回りのもので例えて説明をされていました。

3番目は石井さんで、クロスブラウザ対応についてお話いただきました。
ブラウザのそれぞれサポートするターゲットに含める期間と、実務でも行うハックを用いた調整についての概況を発表されている中で、印象的だったのが「ブラウザの数だけパソコンを揃えるのはとても大変なので、IETesterを知ったときは嬉しかった」の一言でした。

3人とも学外での初めてのプレゼンでしたが堂々と発表されていました。
自分の経験と照らし合わせて、次へと繋がる課題を見い出されていたようでした。

Web制作者によるレポート

続いて実際にWeb制作に携わっている方として、イデアクリエイトの菊地さんと株式会社オンエモーションの石原さんにお話いただきました。

菊地さんのプレゼンでは「XHTMLについて」と「Dreamweaverについて」の2点についてレポートしていただきました。
中でもターゲットブラウザのシェア調査についての見解とDreamweaverのデモはそれぞれ実務に直結する内容なので、再確認された方もいらっしゃったかと思います。

石原さんはJavascriptについてレポートしていただきました。
フレームワークの紹介をはじめ、jQueryを用いてシンプルなテーブルをストライプに変化させるデモを取り上げていました。
CSSに近い書き方なのでデザイナーに好まれているような印象を持たれていたようですが、今回のdachasに参加された方の半数は使用されているそうなのでその傾向はあるようです。

2010年初春開設予定のTRUNKについて

dachas006の様子

後半の2部はクリエイティブシェアオフィス「TRUNK」について、インキュベーション・マネージャーの柿崎さんに説明していただきました。

まずは「TRUNK」のコンセプトから利用形態について、居住者へのフォローや実施されるイベントの内容など、全てを説明する頃には時間が足りなくなるほどでした。来年3月にオープンとのことです。

「TRUNK」は様々なクリエイターやアーティストにとって実に刺激的な環境と体験を持たらすことでしょう。
これを契機に仙台の今後のクリエイティブがどのように変容していくのか、とても楽しみに感じています。


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